ワインで乾杯~日本のワイン事情~

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今月に入ってからダイエットに励むぞうままですが、

「お酒だけはやめられない💦💦」

ということで、たまーにですが、宅呑みや外呑みでいただいたワインや日本酒をご紹介できればと思っています。

ぞうまま
ぞうまま

今回は、まず日本のワイン事情についてご紹介しまーす

🍷

日本人とワイン

皆さんにとって日本ワインのイメージはどのような感じでしょうか?

ん?なんかおしゃれ過ぎて、そもそもワインがわからない?????

という方も多いのではないでしょうか?

ワインはビールと一緒で醸造酒の一種で、原料に酵母を加えアルコール発酵させたもの。

ワインは酔っぱらうのであまり飲まないという方もいらっしゃいますが、ここ数年、ワインの消費量が上がっているとのこと。

年間の日本人一人当たりのワイン消費量が約2.8リットル。一般的な750ミリリットルのボトルに換算すると約3.76本だそう(2019年)。

ちなみにビールだと約34.9リットル、大瓶(633ミリリットル)に換算すると約55.1本(2020年)

これだけ見ると

「ワインの消費全然少ないやん(笑)」

となってしまいがちですが、ビール消費量が約5.5本分減っているものの、ワインの出荷量は10年前に比べて約1.3倍、平成元年から比べると約3倍にも増えているそうです。

ワインはいつから飲まれだした?

そもそもワインが日本に浸透し始めてきたのが、1970年の大阪万国博覧会で、欧米の食文化が浸透し始めた時だそうです。

でも、

ワイン=酸っぱい

のイメージが強かったため、今でいうところの辛口ワインはあまり浸透しなかったよう。

和食にも酢のものなどといった酸味の強いものもあるのですが、和食とワインの酸の酒類が違ったため、受け入れられなかったのですね。ということで、甘口の白ワインブームが来たようです。

その後、バブルの時に「ボジョレーヌーボー」がが流行りだしました。

ボジョレーヌーボーはフランスのボジョレー地方の新酒のワインで、毎年11月の第三木曜日に解禁になります。

ボジョレー地方で生産されたガメイというブドウ品種のみを使った赤ワインで、熟成期間も短いのでとてもチャーミングな味わいです。

よく日本ではこの時期になると「今年のボジョレーヌーボーは…」というニュースになりますが、この年のブドウの出来の指標の一つとなっているようです。

ちなみに、ボジョレーヌーボーが一番最初に飲むことができるのは日本なんですよね!

日付変更線の加減で、日本が一番早く次の日を迎えるからですね。

今ではコロナ禍等あってちょっと難しくなったのですが、11月の第三木曜日の0:00になってから、ボジョレーヌーボーパーティーがよくされていたのは懐かしい思い出です。

その後、ワインを輸入するときにかかわってくる酒税法が改正され、輸入品のワイン=高級品とされていたのが、だんだん緩和され、いろいろな国のワインを頂けるようになりました。

ちなみに、日本で一番ワインを輸入している国はチリですが、フランスやイタリアといったワインで有名な産地から、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ、そして自然派ワインブームにあやかって、ワイン発祥の地ジョージアといった東ヨーロッパなど、様々な国から様々なワインが輸入されています。

その後は、赤ワインにはポリフェノールが入っているということで健康志向でブームになったり、日本人で初めてソムリエの世界大会で優勝された田崎真也氏のおかげもあり、だんだん日本人のワイン消費量が多くなってきているのです。

ところで日本ではいろいろな世界のワインを頂くことができるのに、日本のワイン醸造事情ってどうなっているのでしょうか?

日本のワイン醸造

多種多様化してきているワインですが、もちろん日本でもワインが醸造されています。

現在でもワインの生産量1位は神奈川県なのですが、100パーセント日本のブドウを使って造られたワインの生産量1位は山梨県になります。

現在では日本で303場でワインが造られており(平成30年)、毎年約30軒ほどワイナリーが増えているそうです。

山梨県で約80場、そして、長野県、北海道と続くそうですが、ワインが造られていないのは、奈良県と佐賀県だけだそう。

奈良県もワイナリーを設立されている方がいらっしゃるので、ほぼ日本全国でワインが造られていることになります。

ちなみに「日本ワイン」と呼ばれているものは、日本で栽培されたブドウが100パーセント使用されていることが条件となります。ラベルの裏にも必ず四角に囲まれて「日本ワイン」と書かなければいけないという法律もあります。

ですので、神奈川県が生産量が1位なのは、神奈川には大きい港があり、そちらに輸入されたブドウ、もしくはブドウ果汁が入港されている、またその醸造工場があるということで生産量が多くなります。そのようなワインには「濃縮果汁使用」や「輸入ワイン使用」と表示されています。

日本ワインの品質を守るために、このように表示を分けるようになったのですね。

ぜひ、お店でワインを購入されるときは、ワインの裏面を見て表示を確認されてもいいかもしれませんね。

守られる日本ワイン

フランスやイタリアといったワインで有名な地域では、産地偽装を防ぐために1900年代前半には「原産地呼称制度」が採用されています。

例えば、1本100万円以上する、フランスブルゴーニュの銘醸地ワインが売れるからと言って、他の地域で造ってしまった場合、それはブルゴーニュのワインとは名乗れないのです。まさに国からお墨付きをいただいたワインとなるわけです。

日本国内で作られたブドウを100パーセント使用されている日本ワインも同じように、ここ10年くらいですが、原産地呼称として指定されるようになりました。

・2013年に指定…山梨県

・2016年に指定…山形県

・2018年に指定…北海道

・2021年に指定…大阪府、長野県

もちろん日本酒や焼酎なども、この原産地呼称制度でお酒の品質を守られています。

日本ワインどこで買えるの?

日本ワインの生産シェアは約5パーセント。まだまだ少ないですが、評価が高いワイナリーのワインは瞬殺で売り切れてしまうほど、大人気になっております。

ワインショップではだんだん購入できるところは増えてきていますが、今では百貨店や、ネットショッピングも発達してきたので、全国の酒屋さんから気軽に購入することができます。

日本のワイナリー紹介や販売されているところは、日本ワイナリー協会さんのサイトでご紹介されていますので、こちらでお好みのワインと、まずはお近くのワインショップさんや日本ワインが飲める飲食店さんを探してみられてはいかがでしょうか?

日本ワイナリー協会【日本のワイン検索】

日本のワイン検索 | 日本ワイナリー協会
日本ワイナリー協会では日本各地の熱意あふれるワイナリーと個性豊かな日本のワインを広めるための活動を進めています。

レストラン・販売店紹介

レストラン・販売店紹介 | 日本ワイナリー協会
日本ワイナリー協会では日本各地の熱意あふれるワイナリーと個性豊かな日本のワインを広めるための活動を進めています。

まとめ

本日は日本のワイン事情と日本ワインについて簡単にご紹介させていただきました。

ちなみにぞうままは日本ワインが大好きです!

日本人の普段のお食事に寄り添っているものが多いですし、気になったら日本のワイナリーに気軽に行ける。そしてなんといっても、造り手さんと日本語でお話しできるので造り手さんが伝えられたい細かいニュアンスがわかる、という利点があると思います。

コロナが落ち着いて、やっと国内旅行ができるようになってきた今。国内旅行にワイナリー見学や日本ワインを楽しむツアーなんて組み込んでみられてはいかがでしょうか?


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